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関空第1ターミナル 25年までに改修 国際旅客4000万人、1.7倍に

 関西国際空港を運営する関西エアポートが主力の第1ターミナルを改修し、2025年までに国際線旅客の受け入れ能力を現在より7割強増やし約4000万人に引き上げる方向で調整していることが9日までに、分かった。現行の事業計画を変更する。開業から25年が経過したが、訪日客の増加を背景に能力の限界を迎えており、施設の大幅増強を図る。

 関空の駐機スポットは、ビジネス客の多い国内線をターミナル中央に配置し、国際線は両脇に分かれている。これを見直し国際線の旅客機が中央で待機できるようする。

 出発時の保安検査場も増床する。一つのレーンを複数の人が同時に利用できる「スマートレーン」を多数配置して利便性の向上を図る。出発エリアには訪日客向けの商業施設も充実させる。

 第1ターミナルの改修費は防災対策費なども含めて約1000億円となる見込み。20年に着工し、25年の大阪・関西万博までに完成させる予定だ。

 関西エアの18年度の国際線旅客数は2289万人で過去最高を更新した。19年度も好調に推移している。今後、万博に加えてカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に成功した場合、関空を利用する旅客の増大が見込まれるため、施設の増強が喫緊の課題となっていた。

 関西エアは今月12日に記者会見を開き、第1ターミナル改修の詳細を発表する。

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【用語解説】関西エアポート

 オリックスとフランスの空港運営会社バンシ・エアポートが中心になって設立。国や自治体などが施設を保有したまま運営権を民間企業に売却する「コンセッション方式」で、2016年4月に関空と大阪(伊丹)空港の運営を新関西国際空港会社から引き継いだ。18年4月から子会社が神戸空港の運営に当たり、3空港の一体運用を始めた。

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