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羽田直結の複合施設、来春開業

 住友不動産、ホテル・ホール・温泉…観光立国後押し

 住友不動産は10日、羽田空港と直結する高級ホテルを中心とした大型複合施設「羽田エアポートガーデン」の概要を発表した。来年春から順次開業する。敷地面積約4.3ヘクタールで、計1717室を擁する宿泊施設や国際会議などのMICE(マイス)に対応したイベントホールなどを整備する。羽田空港の国際線拡大に伴い増加が見込まれる外国人訪日客や日本人客の利便性や旅の満足度向上を図り、観光立国の一翼を担いたい考えだ。

 京浜急行電鉄や東京モノレールなど国際線ターミナル施設の最寄り駅と徒歩1分でつながる。バス停が15個置かれ、1日900便が発着予定。空港から東京都心部や首都圏のほか、青森、仙台、伊豆、京都、大阪、金沢、広島など地方都市とをつなぐ直通バスを運行する。施設は地上12階建てで、2つの高級ホテルが中核となる。

 一つは160室を擁する同社最上級ブランド「ヴィラフォンテーヌプレミア羽田空港」。広さ33~173平方メートル、計6種類の客室を用意し、コンシェルジュやドアマンなどが常駐する。もう一つはハイグレードホテル「ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港」。計1557室を設け、旅行や出張などで訪れた個人から団体に至るまであらゆる客層に対応した計13種類の客室を整備する。

 ヴィラフォンテーヌプレミア最上階の12階には広さ約2000平方メートルに及ぶ展望型の天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」が整備され、飛行機や富士山などが一望できる。空港と同様に24時間営業という。

 羽田空港は来年3月、国際線の発着枠が拡大。同年には国際線利用者数が年間2200万人、1日5万5000人(10%増)に上るとの試算がある。羽田は、米アトランタや北京、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイなど世界の主要空港と比べ周辺地域で営業するホテルの客室数が少なく課題とされてきた。

 住友不動産傘下の羽田エアポート都市開発の津村健二社長は同日の会見で、「観光立国としての受け入れ態勢を整え、羽田空港の機能を補完するプロジェクトだ」と強調した。(岡田美月)

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