セブン-イレブン・ジャパンで10日発覚したフランチャイズ加盟店の従業員の残業代未払いについて、会員制交流サイト(SNS)上で「給与明細がないと対応してくれない」と不満が続出している。2012年2月以前はデータがないためで、元従業員は門前払いの状況に「そんな昔の明細は持っていない」「泣き寝入り」と怒り心頭だ。
セブンはコールセンターに対応を委託し、未払いが発生した1970年代にさかのぼって返金すると強調するが、10年以上前の給与明細を保存している人は少ないのが実情。未払い分の支払いを巡る対応のまずさをきっかけに、店舗の人手不足に拍車が掛かるとの懸念もオーナーらから出始めている。
SNS上では、元従業員の男性が、給与が振り込まれた通帳の記載だけでは対応を断られたとの経緯を報告した。