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パナ、インドに電設資材の新工場 46億円かけ2年後稼働へ

 パナソニックは17日、インドに配線器具や電線などを製造する工場を新設すると発表した。投資額は29億4600万ルピー(約46億円)で、令和3(2021)年秋の稼働を目指す。

 同社のインドでの電設資材工場は4カ所目となる。経済発展が続くインドではオフィスビルやマンションなどの建設ラッシュが続き、電設資材の需要も伸びていることから、生産能力を増強する。

 新工場は、インド南部のスリシティ工業団地で約13万平方メートルの敷地に建設し、配線器具や電線、ブレーカーなどを生産する。令和3年度は1カ月に860万個の生産を見込み、7年度には1600万個まで増産する計画だ。新工場稼働によりインドでの電設資材の生産能力は25%程度増えるという。

 パナソニックで電設資材を担当する社内カンパニー「ライフソリューションズ社」の道浦正治社長は、「市場規模の大きいインドでは電設資材事業が堅調に伸びており、年率2桁成長を維持していく」と話した。

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