金融

SBI、地銀支援で平安グループと合弁 中国フィンテック取り込み

 SBIホールディングスは19日、中国の大手民間金融機関の平安グループと共同出資会社「SBIワンコネクトジャパン」を設立したと発表した。金融とITを融合したフィンテックサービスを通じ、地方銀行の業務効率化などを支援する。

 SBIは全国の地銀と連携する「第4のメガバンク構想」を掲げている。東京都内で記者会見した北尾吉孝社長は、平安グループが強みを持つフィンテック関連のノウハウを生かすことで「地域創生の一つの鍵にしたい」と強調した。

 平安グループは銀行や保険会社を含む中国の巨大企業で、子会社のワンコネクトは3700超の金融機関にフィンテックサービスを提供しているという。今回設立した会社にはSBIが60%、ワンコネクトなどが40%を出資している。北尾氏は会見で、地銀への投資などを統括する新会社も来年3月末までにメガバンクや大手地銀と共同で設立すると表明。「地方の自治体や産業とも連携し、地域活性化に貢献する」と語った。

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