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みずほリース シェアリングエコノミー、追い風に

 みずほリース社長・本山博史さんに聞く

 --みずほフィナンシャルグループ(FG)の持ち分法適用関連会社となり、社名を10月に「興銀リース」から「みずほリース」に改めた

 「みずほFGは連結収益へのリース事業の取り込みが他のメガバンクに比べ小さく、持分連結にした方がよいとの話があった。興銀リースとしても今後の海外展開などを見据えて資本力の増強が必要と考えており、お互いの思いが合致した。現在、社内に『みずほ連携推進室』を新設し、みずほ銀行とリース事業の展開で協力している。その結果、医療や再生可能エネルギーなどの分野でリース事業が拡大しており、今年度上半期で約300億円の新規契約があった。(信用格付けも上がるなどで)資金調達のコストを下げられるなどメリットは多い」

 --シェアリングエコノミーの浸透はリース業界に追い風になるか

 「シェアリングエコノミーはまだ個人間でのやり取りが中心だ。企業の手元資金は潤沢にある中では設備を購入かリースかの選択肢も多く、劇的に国内のリース市場が変わるわけではない。ただ、工場設備を貸し出したり、不動産を持たずにホテルを運営するような建物の使用価値だけを追求するビジネスも出てきており、徐々に変化している。ビジネスチャンスになると思うし、なるような流れを創り出さないといけない」

 --業務提携している丸紅と共同で米大手航空機リース会社エアキャッスルを来年6月までに買収する

 「足元では企業の資金は潤沢なため購入意欲が強く、国内のリース取扱高は大きく伸びてはいない。今後伸びると注目している航空機分野や医療、環境分野の海外展開を積極化している。航空機分野ではエンジンや部品のリース事業を丸紅と協力するつもりだ。未進出のベトナムやインドにも事業の幅を広げられるか研究している」

【プロフィル】本山博史

 もとやま・ひろし 東大経済卒、1977年に日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。みずほコーポレート銀行(同)副頭取、みずほ証券社長などを経て、2016年6月から現職。東京都出身。

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