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ダイハツ工業「ロッキー 未知の惑星」篇

 ■窪田正孝さん、小型SUVで2089年の冒険

 ダイハツ工業が11月に満を持して発売した小型スポーツ用多目的車(SUV)「ロッキー」の第1弾CM「未知の惑星」篇で、窪田正孝さんが宇宙飛行士に扮(ふん)し、未知の世界でも力強く走れる新世代のコンパクトSUVの世界観を伝えている。

 「これは、俺とロッキーの記録である」。CMは、宇宙服姿の窪田さんが赤茶けた荒れ地のなか、赤をベースにした、ブラックのフロントグリルなどが精悍(せいかん)な顔つきに見えるロッキーに、頼もしそうに手を添えてつぶやく場面から始まる。

 CM内では詳しく明かされないが、ここは「2089年の赤い惑星」。窪田さんは宇宙船のトラブルで、1人で未知の惑星に降り立つことになり、途方に暮れるなか偶然見つけたのが、19年製のロッキーだった-という設定だ。

 場面は切り替わり、1.0リットルのターボエンジンがうなりを上げて荒れ地を走り抜けるロッキーの姿を、窪田さんが驚いて見つめる表情が映し出される。思わぬ場所での遭遇を振り返った場面で、遠くには近未来的なデザインの建物群が見える。

 ロッキーを追ってたどり着いたその都市で出会ったのが、赤い肌の色の異星人たち。1人の男性が「ザッツ・ロッキー」と教える。言葉通じるの?…という疑問はさておき、早速、ロボットとともに車を調べる窪田さん。全長4メートル未満というロッキーの室内空間は、身長約175センチの窪田さんでも乗り降りしやすく、広々としている。見やすい9インチの大型ディスプレーや、車内外とも角ばった要素を多用しつつもスタイルの良い、SUVらしさを磨き上げたデザインも目を引く。

 つえを持った長老の「ロッキー!」の掛け声で、ギア付きCVT(無段変速機)で力強い加速を生み出すロッキーの足回りに電流のような光の帯が走り、運転席に乗り込んだ窪田さんもエネルギーを送り込まれて「ウオオオオ!」と叫び声を上げ、アクセルを踏み込んで加速させていく。

 5人乗り車内に同乗した異星人女性に「ロッキーモアナタモ、カッコイイネ」と言われ、照れながら正面を力強く向き直す窪田さんの表情は自信に満ちている。

 たどり着いたのは紫の葉など不思議な植物に囲まれたオアシス。車から降りたときの表情は、さあこれからどんな冒険をしてやろうか-とでもいうような楽しげな様子だ。

 「新自由SUV、ロッキーデビュー。ダイハツ」という窪田さんの声で、CMは締めくくられる。布袋寅泰さんによるCMソング「Freedom In The Dark」のエッジの効いたギターサウンドもカッコよさを強調する。

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 https://www.youtube.com/watch?v=3fXjR04F0A0

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