■新国立競技場で竣工式
2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとして完成した国立競技場の竣工(しゅんこう)式が15日、開かれた。当初案の白紙撤回を経て、36カ月の工事を終えて誕生した「杜のスタジアム」が、関係者に披露された。工事は大成建設などの共同企業体が担った。整備費は1569億円。
■関電第三者委が年内報告断念
関西電力役員らの金品受領問題を調べている第三者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)は15日、大阪市内の関電本店で記者会見を開いた。但木氏は計700人超に聞き取りや書面調査を実施したと説明。関電が当初求めた年内の報告を断念。問題の根深さが浮き彫りとなった。
■日韓会合、貿易管理推進で一致
日韓両政府は16日、輸出規制をめぐる局長級会合を東京都内で3年半ぶりに開き、有効な貿易管理を両国が進めることで一致した。梶山弘志経済産業相は記者団に対し、会合開催は「一つの進展だと思う。今後対話を重ねて(規制見直しなどを)判断する」と述べた。
■KDDIとローソン、資本業務提携
KDDIとローソンは16日、スマートフォン決済やポイントサービスの分野で資本業務提携を締結したと発表した。KDDIがローソンの発行済み株式の2.1%を市場から取得する。1億を超える会員基盤が生まれる見通し。ポイントサービスを統一することで利便性を高める。
■SMBC日興、介護対応で週休4日
SMBC日興証券が社員の介護離職防止や能力開発のため、週休4日や週休3日の制度を来春に導入することが16日、分かった。多様な働き方を認めることで優秀な人材をつなぎとめる狙い。副業も解禁する。週休4日の導入は大手企業では異例。対象は40歳以上の正社員。
■いすゞ、ボルボ提携 子会社UD買収
いすゞ自動車は18日、スウェーデン大手のボルボと提携し、ボルボ子会社のUDトラックス(旧日産ディーゼル工業、埼玉県上尾市)を買収すると発表した。UDの全株式を2020年末までに取得する。今後、UDを資産査定し正式に買収額を決める。
■かんぽ問題で違反疑い1万2836件
日本郵政グループは18日、かんぽ生命保険の不適切販売問題をめぐる社内調査結果を公表した。15日時点で670件を法令や社内規定に違反した契約と認定した。違反の疑いがある契約は1万2836件に上った。日本郵政の長門正貢社長らは進退について明言しなかった。
■日銀、金融緩和を維持
日銀は19日、金融政策決定会合を開き、短期金利をマイナス0.1%とし、長期金利は0%程度に抑える大規模な金融緩和策の維持を決めた。景気は「緩やかに拡大しており、先行きも緩やかな拡大を続ける」と判断した。消費税増税の景気への影響は大きくないとしている。