トップは語る

メットライフ生命保険 日本の老後を変えるサービス提供

 メットライフ生命保険CEO(最高経営責任者)エリック・クラフェインさん(47)

 --1年前に日本法人トップに就任。市場をどう見る

 「数年前から老後をテーマにした大規模なアンケートを継続して行っているが、日本の老後環境は“大きな嵐”の中にいるように激変していくと考える。20~79歳を対象とした調査では、老後に不安を抱えている人が若年層から増えている。特にがんや認知症への不安、また介護について7割の人が不安に感じ、多くは介護費用の準備ができていないと回答した。2025年には要介護者が770万人に達するとの見通しもある。自分や家族に対しどんな用意が必要か。認知症と介護に対する保障のある医療保険や、外貨建てで運用成果を自ら受け取りながら家族にも残したいというニーズに応える終身保険などもある。老後に対する不安要素を補う知恵を出しながら日本の老後を変えたいと思っている」

 --外貨建て保険はトラブルが増えている

 「運用結果は外貨ベースと円ベースで評価が分かれる場合があり、販売時に丁寧な説明が不可欠だ。当社では外貨建て商品を含め、継続率や苦情などをモニターし、サービス品質の改善と向上に努めている」

 --顧客側の知識は十分ではない

 「ネット契約の損害保険が増えているが、生命保険は保障内容や金額面からも対面での丁寧な説明が欠かせない。そのために営業職員、代理店網、銀行の窓口販売も含め、募集人の教育と研修に最大の努力を払っていく。ただし、インシュアテック(ITと保険金融の融合)の活用などで省力化できる部分も広がっており、デジタル化と対面説明のハイブリッドで進めていくことになるだろう。また、産官学連携でセミナーを開くなど、老後や健康、金融に対する啓蒙(けいもう)活動に取り組んでいく計画がある。人生を支える保険のエキスパートとして、高齢化する日本の中で、リーダーシップを発揮していきたい」

【プロフィル】エリック・クラフェイン

 米サザンメソジスト大学で経営学修士を取得。2010年米メットライフ入社、18年欧州、中東、アフリカ地域社長、19年2月から現職。フランス出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus