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東京五輪、年明けから準備加速 モニュメント設置や道路装飾開始

 東京五輪・パラリンピックイヤーとなる2020年の年明けから東京都が大会に向けた準備や機運醸成の取り組みを加速させる。五輪マークのモニュメントやマスコット像を臨海部などに順次設置し、主要幹線道路でフラッグによる装飾を開始。新設の6競技会場も着々と建設が進み、2月には全て完成の見通しだ。

 都によると、モニュメントは1月ごろにトライアスロンなどの会場「お台場海浜公園」(港区)でお目見えし、春ごろには観光名所の高尾山山頂(八王子市)にも設置。6月ごろにはパブリックビューイングなどが楽しめる「ライブサイト」会場となる代々木公園のほか、羽田、成田両空港にも置かれる。

 主要幹線道路のフラッグによる装飾は4月ごろに開始。競技会場と最寄り駅間の「ラストマイル」や空港、駅でも実施される。6月からは大会マスコットのミライトワとソメイティの像が東京都庁や上野公園(台東区)に加え、島嶼(とうしょ)部など計12カ所に展示され、祭典間近の都内を盛り上げる。

 新設の6競技会場は既に5つが完成し、2月にはバレーボール会場「有明アリーナ」(江東区)の完成披露式典でミニコンサートを予定。残る水泳会場「東京アクアティクスセンター」(同)は2月に工事が終わり、3月にお披露目される見込みとなっている。

 運営面の準備もギアを上げる。大会時の混雑緩和のため、自宅などで働くテレワークを積極的に活用。今夏に続く混雑緩和テストを1月14日~31日に実施する。企業にも幅広く協力を求め、本番に生かしたい考えだ。

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