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日航、全日空などがウラジオ直行便を相次ぎ就航 日露交流の起爆剤として期待

 「日本に最も近い欧州」と評される港町、ロシア極東ウラジオストクと東京を結ぶ直行便が今年続々と就航する。2月に成田発の路線を開設する日本航空を皮切りに、3月に全日本空輸が続く。成田便を運航してきたロシアのS7航空は羽田に就航し、格安航空会社(LCC)も参入を計画する。日露間の観光客往来やビジネス交流の起爆剤になりそうだ。

 ウラジオストクは東京から約2時間半。モスクワまで続くシベリア鉄道の駅や、ロシア正教の教会、サンクトペテルブルクにある世界的に名高いマリインスキー劇場の支部など観光名所も多い。管轄する沿海地方政府によると、訪れた日本人は2018年に初めて2万人を超え、19年は3万5000人に迫る勢いだ。

 マレーシアのLCC、エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は昨年11月、タス通信に「日本とウラジオストクを結ぶ路線の開設計画がある」と表明した。ロシア航空当局は同国のウラル航空にも日本就航を許可しており、実現すれば日本から最大6社が乗り入れる。

 各社の競争も激化。日本の航空会社としてロシア極東への初路線となる日航と全日空は往復運賃を3万円台から設定し、売れ行きは好調という。

 観光需要が高まる一方、空港から市内までのアクセスの悪さやホテル不足などが課題だ。中国や韓国、日本から観光客が押し寄せた昨年の夏はホテル料金が高騰し、現地の旅行代理店は「通常は1泊4000ルーブル(約7000円)の部屋が1万ルーブルまで跳ね上がった」と話す。

 日本人のロシア入国にはビザが必要。観光目的ならインターネットで申し込める「電子ビザ」が便利だが、ネットで登録した名前と姓が逆だったり、パスポート番号を間違えたりするなどして入国できないケースが出ており、日本総領事館は注意を呼び掛けている。(ウラジオストク 共同)

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