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オンライン認証、21年中に100社導入を目指すITベンチャー (2/2ページ)

 --今後の展開は

 「導入企業は19年7月の住信SBIインターネット銀行を手始めに銀行、証券、クレジット・カードローンなど業種を広げながら増加し同年末時点で11社になった。20年3月までには導入企業は20社に達する。20年は四半期ベースで10社程度を想定しており、年間で40~50社増やし、21年中に100社を目指す。インターネット銀行・証券は導入メリットが大きいと考えており、販売促進に力を注ぐ」

 --海外展開は

 「早く進出する必要がある。欧米はeKYCで先行しており参入は難しいため、人口が増加し経済成長も続く新興国、特に東南アジアを狙う。今がチャンスなので日本で実績を上げてから輸出しシェアを取る。合弁企業があるインドネシアを足がかりにフィリピン、ベトナム、マレーシアを目指す。欧米企業との競争になるが、画像処理技術などで差別化できるので攻めていく」

【プロフィル】保科秀之

 ほしな・ひでゆき 成城大学経済学部卒。2007年日本アイ・ビー・エム入社。SHIFTを経て15年9月Liquid入社し現職。35歳。東京都出身。

【会社概要】リキッド

 ▽本社=東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル2階

 ▽設立=2013年12月24日

 ▽資本金=1億円

 ▽従業員数=70人

 ▽事業内容=人間に特化した認証(AI)エンジンの研究・開発

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