ぐるなびのチョットぐな話

「おひとりさま」でもラム肉を食べたい!

 高まる健康志向を受け、低脂肪・高タンパク質の食材として注目を集めるラム肉。ぐるなびユーザーが「ラム肉」で検索した件数は昨年12月時点で4年前に比べ4.9倍。取り扱い店舗数は1.7倍に増加し、定番のジンギスカンはもちろん、オリジナルメニューの開発を試行錯誤する飲食店も多い。

 ラーメンチェーン「東京豚骨拉麺ばんから」などを展開する花研(東京都豊島区)は昨年12月18日、一人焼肉専門店「熟成仔羊焼肉LambOne(ラムワン)」を東京・新宿にオープンした。同社ではこれまでも焼き肉店を4店展開しているが、ラム肉に特化した業態は初めて。

 北海道のジンギスカン文化からヒントを得てラム肉専門店の構想を温めていたという草野直樹代表取締役は「首都圏ではラム肉は焼き肉で食べられる頻度が高く、大人数で食べるイメージが根強い。女性を中心に人気を集めている食材なので、1人でも気兼ねなく入りやすい店舗を目指した」と語る。店内は縦長カウンターのみ23席。

 1席ごとに焼き台が設置されており、メインターゲットである女性を意識した明るい雰囲気の内装となっている。

 提供されるのは、穀物を与えず牧草だけで飼育する「グラスフェッド」方式を採用したニュージーランド産の生後12カ月以内のラム肉。

 看板メニューとして打ち出している「塩麹漬けラム肩ロース」(1680円)、「ごま味噌漬けラム肩ロース定食」(1680円)は和風発酵調味料に漬け込み、酵素で柔らかく仕上げている。野菜やごはんがセットになった定食スタイルで味わえるのも大きな特徴だ。

 焼き野菜はシーザーサラダに変更も可能、たれやごはんの種類も選択でき、糖質制限中の場合は肉と焼き野菜のみの注文もできるなど、柔軟なスタイルで食事を楽しむことができる。サイドメニューも充実しており、生後4~6カ月の子羊を、食べ頃を迎える1~3月の時期に食肉加工した「スプリングラム」を使用したラムチョップステーキ(1本880円)は、アルコールのお供にもなりそうだ。

 「ラム肉としてはお手頃価格。ランチから気軽に食べてほしい」と草野代表。臭みが少なく、濃厚な味わいは平日昼間の疲れた体に活力を与えてくれるだろう。

 矢野経済研究所の調査によると、2017年度では外食市場における1人来店客の利用金額ベースは前年度比4.5%増の7兆6415億円。単身世代の増加や1人での行動を楽しむ人が増えることが経済に与える影響の拡大が見込まれている。予想以上の反響を受け、同店は今後、店舗数の拡大を検討中だという。人気の“ラム肉”と“おひとりさま”のかけ合わせに、今後も期待できそうだ。

 ■ぐるなび

 www.gnavi.co.jp

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