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Society5.0の内容「知っている」16% 経済広報センター調査

 経済広報センターは、革新的なデジタル技術の活用で経済発展と社会的課題の解決を両立する「Society5.0(ソサエティー5.0)」について、モニター会員を対象に行った意識調査をまとめた。

 それによると、ソサエティー5.0について、「内容を知っている」は3%、「内容をある程度知っている」は13%。これに対して「言葉は聞いたことがあるが、内容は知らない」が27%、「全く知らない」は57%に達し、認知度が課題であることが浮き彫りとなった。

 ソサエティー5.0は技術の進歩を通じて生活が豊かになる一方で、社会の在り方は大きく変わると見込まれている。そのためか、10年後の将来像に「期待している」は34%、「不安である」は40%と大きく見方が分かれた。「社会的課題が解決されていく」「生活に豊かさがもたらされる」といった見方がある一方で、「進歩についていけなくなる」「人間が技術や情報に振り回されそう」などの意見もあった。

 ソサエティー5.0は政府が目指すべき社会として提唱しており、経団連も実現を目指して取り組みを進めている。

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