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アプリで傘シェア、使い捨て減 東京駅八重洲口周辺30カ所

 ネイチャーイノベーショングループ(東京都渋谷区)がJR東京駅八重洲口周辺で始めた傘のシェアリング(共有)サービスが話題を呼んでいる。「アイカサ」と呼ばれるこのサービスは昨年12月に提供を開始。東京駅構内、同駅にほど近い日本橋や京橋界隈(かいわい)のビルの出入り口にある専用スポット約30カ所で傘を借りたり、返したりできる。

 スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」内のアプリで利用者登録をしたあと、専用スポットの傘に付けられた2次元バーコードをスマホで読み取り、表示されたパスワードを入力することで、傘を借りられる。返却の時には、スマホ画面上の返却用2次元バーコードを読み取ってから、傘を畳んで返す。借りた場所と違う場所でも返せる。傘のレンタル料は24時間以内に何回借りても70円(税込み)。

 このサービス開始に合わせて、日本橋周辺の約170年前の古地図をデザインにあしらった傘を1000本用意。突然の雨でもビニール傘を買う必要がなくなるとともに、ビニール傘の使い捨てによる無駄な消費も減らせるという。

 アイカサは2018年12月にサービスを始めた日本初の傘のシェアリングサービス。既に東京都渋谷区や福岡市など全国各地で展開。約6万4000人の登録ユーザーを抱える。

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