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ヤマハ発動機 新型電動スクーターを海外販売へ

 ヤマハ発動機社長・日高祥博さん(56)

 --電動化の展開は

 「(昨年秋の)東京モーターショーで、新型のスクータータイプ『E01』『E02』というコンセプトモデルを出した。二輪のコミューター領域の電動車については、原付き2種クラスの商品を海外で発売できる態勢が整った。今年中には発表したい。さらに、外販できる高出力モーターを開発している。あわよくば四輪メーカー(の電気自動車やハイブリッド車)に使ってほしいと思っている。詳しい性能はまだ言えないが、ちょっと見方を変えて『こういうものもあります』と(四輪メーカーに)提案できなければ使ってもらえないので、それなりのものを考えている」

 --二輪車の巨大市場であるインドでの戦略は

 「欧州に輸出しているモデルに搭載されている『ブルーコアエンジン』が、インドで立ち上がった。既に『ファッシーノ』などに搭載している。今後はアセアンでの戦略をインドや中国に横展開していきたい。当社がアジアで強みを持っているのは、ファッション性とスポーティーが特徴で、価格帯が少し高い商品だが、インドにはIT企業の社員ら、所得の高い人も十分に多い。少し早めに上級のラインアップをそろえることが当社の勝ちパターンになると思う」

 --台湾で二輪車販売が苦戦している

 「ベンチャーのGogoro(ゴゴロ)が販売している電動バイクが昨年から売れ始め、シェアを急激に伸ばしてきた。定額制乗り放題でも伸長している。スポーティーな新しい乗り物として、『スマートフォン世代』の若い人に受けている。このため、当社も昨年8月から、ゴゴロのユニットを使った電動車を導入した。ゴゴロとの協業については今年、ラインアップも含めて広げていけると思う」

【プロフィル】日高祥博

 ひだか・よしひろ 名大卒。1987年ヤマハ発動機入社。米国法人のバイスプレジデント、取締役上席執行役員企画・財務本部長などを経て、2018年1月から現職。愛知県出身。

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