ＢＭＷの日本法人、ビー・エム・ダブリューは２８日、「Ｍ８ グランクーペ」を発売した。狭い道で対向車とのすれ違いが難しい時、車両が直前に前進した５０メートルを記憶し、同じルートを正確にバックで戻るなどの最新機能を搭載した。２月上旬から順次、納車を始めるという。
「Ｍ」は同社のモータースポーツ部門を源流に持つ高性能モデルを表している。クーペは一般的には２ドアで重心を低く抑えた車を指すが、ＢＭＷはそのデザインを踏まえつつ、４ドアで使い勝手のいい「グランクーペ」を展開。「Ｍ８ グランクーペ」はその最上級モデルで、Ｖ型８気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載した四輪駆動車。価格は２１９４万円から。
２８日に東京都内で開催した発表会で、ビー・エム・ダブリューのクリスチャン・ヴィードマン社長はグランクーペシリーズについて「クーペスタイルの優雅なラインを持ちながら４ドアで実用的な車だ」と強調した。