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全豪テニス支え五輪へつなぐ ダンロップ・ヨネックス、備品独占供給

 メルボルンで開催しているテニスの四大大会第1戦、全豪オープンでは、今夏の東京五輪でも競技備品の独占供給契約を結ぶ日本企業2社が試合球やラケットのストリングス(糸)の張り替え作業で大会を支えている。

 「ダンロップ」ブランドのボールを提供する住友ゴム工業は五輪で初めて、備品を独占供給する「ソールサプライヤー」となった。同社によると、テニスボールは国内で6割、海外で3割のシェアを持ち、男子ツアーのATPでは年間20大会以上で採用されている実績がある。

 五輪では全豪と同じ試合球を供給する同社スポーツ事業本部の鈴掛彰悟さん(45)は「今回の使用球は打球感が柔らかく安定した品質が特長。五輪もしっかりとサポートしたい」と大舞台での役割を強調する。

 張り替えは女子の大坂なおみ(日清食品)のラケットなどを支援するヨネックスが五輪4大会連続で担う。五輪より選手数が多い全豪では13カ国・地域の20人のストリンガーが朝から深夜まで作業し、2週間で5800本を超えるラケットをさばく。ポリエステルなどの合成繊維や動物の腸から作られる天然素材のストリングスを選手の要求に応じて正確に張る。

 鳥取市でテニスショップを経営する玉川裕康さん(43)はヨネックスのストリンギングチームの一員として全豪を担当し、東京五輪では7カ国から選ばれた12人の職人を束ねるチーフ役を務める。「全員がプロ。みんなで協力して五輪を支えたい」と職人らしい気構えで裏方に徹する。(メルボルン 共同)

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