ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市)とココカラファイン(横浜市)は31日、令和3年10月に経営統合すると発表した。売上高は1兆円規模となり、ツルハホールディングスなどを抜いて業界トップになる。昨年8月から統合に向けた協議をしていた。
31日に両社が取締役会を開いて決定した。統合に先立ち、マツキヨはココカラの第三者割当増資を383億円で引き受け、20%超を保有する筆頭株主となる。
両社は東京都内に共同持ち株会社を設立し、マツキヨの松本清雄社長が社長に就任する見通し。共同持ち株会社の名称は未定。「マツモトキヨシ」や「ココカラファイン」といった店舗名は統合後、一定期間維持するが、将来的には新たなブランド名での統一も検討する。