環境バイオベンチャーのユーグレナは31日、ミドリムシ由来のバイオジェット・ディーゼル燃料の製造技術が、米国の燃料製造技術の国際規格であるASTMの新規格「D7566」を30日付で取得したと発表した。これにより、二酸化炭素(CO2)排出量が少なく環境に優しいジェット燃料が世界の民間機で使えるようになる。
同社は平成27年12月、ANAホールディングスなどと国産バイオ燃料計画を発表。横浜市鶴見区にバイオジェット・ディーゼル燃料の製造実証プラントを建設し、年間125キロリットルの燃料を生産する計画。令和2年中に日本初の有償フライトの実現を目指して準備を進めている。
7年までに実証プラントの2千倍にあたる年産25万キロリットル規模の商業プラントを建設し、石油由来の燃料と同程度のコストにまで下げる計画だ。