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パソナ、シニア雇用の2期生説明会に200人

 人材派遣大手パソナグループは4日、生涯現役で活躍を目指す定年退職後のシニア人材を雇用する「エルダーシャイン制度」の第2期の募集説明会を東京・大手町の本社で開いた。第2期の募集人数は第1期から倍増の160人で、グループ内だった就業先も派遣や業務委託の形で社外にまで拡大。説明会には約200人のシニア人材が参加し、積極的な高齢者活用の動きへの関心の高さを示した。

 エルダーシャイン制度は、エルダー(シニア)とシャイン(輝く、社員)をかけて名付けられた、定年退職後のシニア人材を雇用・就業支援する仕組みで、昨年1月からスタート。第1期では約400人の応募があり、選考を通過した80人はグループ内の企業で専門業務、地方創生、起業の3コースに分かれて就業している。第2期は経営・人材戦略と営業の2コースを加え、社外での就業にまで対象を広げた。

 4日の説明会では、南部靖之代表が「堂々と胸を張って自分の人生を全うできるような社員を採用できれば」などとあいさつ。エルダーシャインの事務局に勤務する第1期の神保精一さん(63)は「一緒に輝きましょう」と参加者にエールを送った。

 第2期の応募は令和3年3月末まで随時受け付けており、コースや職種ごとの選考・研修を経て、認定を受けた後に就業が始まる。パソナは同時期に入社したエルダーシャインの交流会などを通じてサポートしていくとしている。

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