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ジブリパークは総事業費340億円

 愛知県は4日、2022年秋の先行開業を目指して同県長久手市の愛・地球博記念公園に整備する「ジブリパーク」の総事業費を約340億円とする計画概要を公表した。全面開業時の年間来場者数を約180万人、経済波及効果は年約480億円と推計した。

 パークは園内の約7.1ヘクタールに整備。ジブリ作品の世界観をテーマに全5区域で構成し、開業は「となりのトトロ」がテーマの「どんどこ森エリア」など3区域が22年、「もののけ姫」をイメージした「もののけの里エリア」などは約1年後としている。計画概要では先行区域の整備費を約182億円、残り2区域は約158億円とした。県は20年度当初予算案に、7月にも着工する本体工事費など計約27億円を盛り込む。先行開業時の年間来場者は約100万人、経済波及効果は約350億円と試算。経済効果はグッズ販売や宿泊、交通費などパーク内外での消費を見込んで算出した。大村秀章知事は県庁で記者会見し「想定は固く見ている。予想をはるかに上回る人が来るのではないか」と話した。

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