2020春闘

三菱UFJ、実力本位にかじ 一律ベア廃止で合意へ

 三菱UFJ銀行の労使が2020年春闘で、行員一律のベースアップ(ベア)を廃止し、個人の人事評価に基づいて賃上げ率を決める仕組みで合意する見通しになったことが、11日までに分かった。年功序列から実力本位にかじを切る。トヨタ自動車労働組合も評価に応じ、従来よりベア額にめりはりをつける制度を要求する。日本企業に成果重視の枠組みが広がりそうだ。

 三菱UFJ銀の労組は20年春闘でベアではなく、給与と賞与を合わせた報酬総額の引き上げについて経営側と交渉する方針だ。増額を勝ち取れば、20年度以降の給与は増額分を個人の評価で傾斜配分する。

 労組は2月下旬に要求案を固め、3月下旬に労使合意を目指す。IT活用などで人員の自然減が見込まれており、19年春闘は「業務変革の頑張りに報いる」として4年ぶりのベア実施で妥結していた。

 三菱UFJ銀はデジタル化の進展や金融業の枠を超えた競争の激化に備え、若手であっても優秀な人材を登用しやすくなるよう19年4月に人事制度を改定した。

 給与も行員のポストよりも担当業務を重視して決める方式に変更しており、賃上げにもこうした考え方を取り入れることになった。

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