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専用端末で流通資材を追跡 物流ベンチャーHacobuが4月からサービス開始

 物流ベンチャーのHacobu(ハコブ、東京都港区)は、かご車やパレットといった流通資材の移動を追跡監視できるサービスを企業向けに4月から始める。流通する資材の約1割が行方不明になっているといわれる。このサービスを利用すれば、行方不明を見越してかご車やパレットを余分に用意する必要がなくなる。

 「MOVOSeek(ムーボシーク)」と名付けられたこのサービスは、あらかじめかご車やパレットに小型の専用端末を取り付ける。端末から発した電波は、省電力で長距離伝送できる無線通信規格「シグフォックス」により、クラウド基盤を介して受信。パソコン画面上の地図に表示される。小型端末は電池交換なしで約7年間連続使用可能。

 流通資材の追跡にはこれまでにも、電子タグや携帯電話の電波を使ったものがあるが、電子タグは水に弱く、また携帯電話の電波は電力消費が大きいなどの課題があった。

 価格は現時点では未定だが、小型端末買い切りの場合、1台当たり5000円から1万円程度。別途、回線使用料がかかる。またリースの料金プランも用意。

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