メーカー

紙おむつ自販機を全国展開 ダイドー、「道の駅」などに200台設置

 ダイドードリンコが大王製紙などと共同で紙おむつの自動販売機を全国展開する。「道の駅」や高速道路のサービスエリアを中心に約200台を設置する。外出先で子供のおむつを替えようとしたら、持参するのを忘れたり、ストックが足らなくて困ったりしているときに役立つ。ダイドーは24時間好きな時に購入できることをアピールし、設置台数の増加に努めたい考えだ。

 ダイドーの自販機で、大王製紙の2枚入り紙おむつを220円で販売する。既に茨城県潮来市や宮崎県延岡市などの道の駅に置いてあるが、これを全国に拡大する。17日には徳島県美馬市の道の駅に設置。新潟県三条市や同県新発田市の道の駅にも近く登場する。

 自販機はピンク色にラッピングし、紙おむつを扱っていることが一目で分かるようにした。缶コーヒーやお茶なども買えるが、大きさが異なるため飲料と紙おむつの取り出し口は別々にした。

 「必要な時に自販機で必要な分だけ紙おむつが買えたら便利」という子育て世代の声に応えた。昨年11月、潮来市の道の駅に設置したところ、外出時だけではなく災害時にも役立つとして関心が高まった。

 ダイドードリンコの広報担当者は「自販機を通じて子育て世代の外出時の悩みを解消できれば」と普及に期待を寄せている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus