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ボウリング場の閉鎖相次ぐ レジャー多様化で8割減、新型肺炎も逆風

 ボウリング場の閉鎖が相次いでいる。一大ブームだった1970年代ごろは順番待ちの行列ができるほどだったが、施設の老朽化やレジャーの多様化を背景に最盛期に比べて約8割減となった。それでも友人らとおしゃべりしながら楽しめるスポーツとして一定の支持はあるものの、足元では肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大という逆風も吹いている。

 「老朽化によるビルの建て替えで閉鎖を余儀なくされた」。JR大阪駅近くの桜橋ボウル(大阪市北区)は今年1月、半世紀近くにわたる営業を終了した。ブーム全盛期の72年にオープンし関西最大級のボウリング場として親しまれた。ただ2018年の大阪府北部地震で建物が傷み、ビルを建て直すことになったが採算が見込めないため営業を断念した。

 日本ボウリング場協会によると、ブーム全盛期の1972年にボウリング場は全国で3697施設あったが石油ショックで急減。2019年は738施設まで減少した。担当者は「施設の改修は何億円もかかるので、別の事業に変更する企業が多い」と説明する。

 直近では新型コロナウイルスの感染拡大が懸念材料だ。関西大学の近くにある関大前フタバボウル(大阪府吹田市)の担当者は「春は子供たちが卒業イベントで利用するが、今年はキャンセルが多い」と説明。心斎橋サンボウル(大阪市中央区)もキャンセルが相次いでおり「今後も増えるようだと売り上げへの影響が心配だ」(担当者)と話す。

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