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航空ダイヤ、自動で修正案作成 全日空と日立が協力

 全日本空輸と日立製作所は5日、悪天候時などに航空ダイヤの修正案を自動でつくる技術の開発で協力すると発表した。路線網の拡大によりダイヤが複雑になる中、利用者への情報提供の迅速化や、定時性の向上につなげたい考えだ。

 全日空グループは通常時、国内線と国際線を合わせて1日に約千便を運航。ダイヤに乱れが生じた場合、熟練者が予約数や空港の運用時間といった条件を考慮し、人手で修正している。ただ短時間で行うには高度な技能が必要で、人材の育成に時間がかかるという。

 両社は昨年、過去に発生したトラブルの事例を基に、日立のデジタル技術で修正案を作成する実験を始めた。一定の条件下では、熟練者と同程度の速度と精度で自動立案できる見通しになったとしている。

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