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JAL、国内減便を拡大

 日本航空は10日、新型コロナウイルス感染症の広がりで、国内線の減便をさらに拡大すると発表した。12~19日の間、羽田や大阪(伊丹)を発着する路線を中心に566便(片道)を追加で減らし、需要の減少に対応する。これまでの公表分を含め、グループの減便は19日までの約2週間で計約1600便に上る。

 各地で予定されていた催しの中止や延期が響いている。追加減便の対象は羽田発着では釧路、出雲といった路線。伊丹と青森、秋田、熊本など東北や九州地方を結ぶ便も減る。札幌(新千歳)の発着便も減少する。

 また日航は国際線で、羽田-香港を今週から28日まで成田発着に変更すると公表した。中国からの到着先を、成田と関西に限定する政府方針を受けた措置。既に設定されている香港発成田行きは11日以降、運航を取りやめ、17~28日は成田発を含めて運休となる。

 日本発の航空需要の落ち込みで、成田-ホノルルも15、16日に便を減らす。新型コロナの影響で、アジア以外の路線で減便するのは初めて。

 全日本空輸も10日、羽田-北京を13日から、成田発着に変更すると発表した。羽田-広州、ソウル(金浦)などは12日以降も運休を継続する。

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