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トヨタとNTT、2000億円を相互出資

 トヨタ自動車とNTTは24日、街全体をITでつなぐ次世代都市「スマートシティー」分野での長期協業を目的に、資本業務提携で合意したと発表した。相互に約2千億円を出資して株式を持ち合う。トヨタが静岡県裾野市に建設予定の約70万平方メートルの実証都市などを舞台に、自動車と通信のトップ企業同士が知見を持ち寄り、次世代の技術開発を急ぐ。

 東京都内での記者会見で、トヨタの豊田章男社長は「日本が世界のために役立つことができる」、NTTの澤田純社長は「排他的ではなくオープンマインドで対応する」と語り、両社で世界基準を目指し“仲間”を広げていく考えを示した。

 通信技術の高度化で自動運転車両やコネクテッドカー(つながる車)開発が進むなど、自動車業界と通信業界はともに競争が激化。人工知能(AI)や、あらゆる機器が通信でつながるモノのインターネット(IoT)で都市の高度化を目指すスマートシティーは、世界で実証実験が進む。

 両社は裾野市と、NTTが計画中の東京都港区のスマートシティーを皮切りに、自動運転車や家電、インフラなどから生まれるビッグデータを活用して、都市生活の質を高める仕組み作りを目指す。

 株式持ち合いに踏み込む理由について、澤田氏は「相乗効果を狙っており、長期に(トヨタと)組むと証明するため」、豊田氏は「対等出資で学び合うための投資だ」と語った。

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