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津波移転跡地に温泉施設 仙台市沿岸、22年春開業へ

 東日本大震災の津波被害に遭い、住民が移転した仙台市若林区の防災集団移転跡地に、温泉やレストランを備えた複合施設が建設されることになり10日、地鎮祭が開かれた。市が進める跡地利活用事業の一環として、令和4年4月のオープンを目指す。

 施設名は「アクアイグニス仙台(仮称)」。名取川を挟み、甚大な津波被害が出た宮城県名取市閖上地区の対岸に位置する。約3万6千平方メートルの敷地に、2階建ての温泉棟やレストラン、果物や野菜の農園、スイーツショップを併設する。高さ15メートルの温泉棟屋上は津波発生時、避難場所としての利用を見込む。

 従業員約220人は県内雇用で賄う計画。仙台市の土木建築業「深松組」などが設立した「仙台reborn」が運営する。

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