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第49回フジサンケイグループ広告大賞、「トヨタイムズ」が最高賞 (1/2ページ)

 わが国を代表する総合広告コンクール「フジサンケイグループ広告大賞」の贈賞式が14日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われる予定だったが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響で記念パーティーとともに中止になった。49回目は341点の中から、トヨタ自動車株式会社の「トヨタイムズ」が最高賞であるメディアミックス部門グランプリに選ばれ、同社にトロフィーと賞金が贈られる。メディア部門新聞最優秀賞には積水ハウス株式会社の「企業広告」が選ばれたほか、計32賞が決まった。

 【メディアミックス部門】グランプリ

 ■トヨタ自動車株式会社 企業広告 トヨタイムズ

 □トヨタ自動車株式会社取締役社長・豊田章男氏

 ◆心に響く 香川編集長の言葉

 この度は第49回フジサンケイグループ広告大賞におきまして、私どもの「トヨタイムズ」がメディアミックス部門グランプリを受賞する栄誉にあずかり、大変光栄に存じます。

 “自動車は100年に1度の大変革期を迎えた”といわれる中、私自身も“トヨタをモビリティカンパニーに変えていく”と2年前に宣言をしました。その時、自分の中にモビリティカンパニーという明確な未来像があったかといわれれば、決して、そうではありませんでした。以来、ずっと、頭の中で考え続けている感じです。

 「モビリティカンパニーに変わっていくとは、どんなことなのか?」「変わる変わるといっても、変えてはいけないものもあるんじゃないか?」

 そうした私の思いを酌み取り、さまざまな現場に赴いて話を聞き、分かりやすく解説してくれるのがトヨタイムズの香川照之編集長です。香川さんは編集長を演じていません。流れこそ決めていますが、彼にセリフはなく、本物の取材者になってくれています。

 1人の話を聞いたら、それを基に2人目の質問を考えてインタビューされています。また、サーキットでは時速200キロ超のクルマに乗り、首都高では自動運転車に乗り、いつも体当たりでの取材です。その度に、香川流の表現で言葉が飛び出してくるのが私自身も楽しみで仕方ありません。自動運転に乗った後の「誰かいる!」は、もっとも印象に残っている言葉です。私が目指す自動運転は安全に移動できればよいだけのクルマではありません。運転の上手な誰かが運転しているかのような…、乗る人が気持ちよく移動できるものであってほしいと思っています。それを本当に分かりやすい一言で叫んでくださいました。

 昨年末、香川編集長から「来年は先進技術だけじゃない、もっといろんなトヨタの現場に行きたい」と直訴されました。「ぜひお願いします」と即答です。そして「私にも、もっともっと切り込んできてください」がこちらからのお願いでした。

 香川編集長、これからも取材を、よろしくお願いします。この記事をお読みの皆さま、これからもぜひトヨタイムズをごらんいただければと思います。

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