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新型コロナで日本車生産への影響拡大 ホンダは鈴鹿工場一部停止へ

 ホンダは15日までに、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)に2本ある四輪車生産ラインのうち、国内向けに小型車「フィット」や軽自動車「N-BOX」などを生産する1ラインを17~24日に停止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で部品調達が遅れているため。

 スズキも15日、四輪車を生産する磐田工場(静岡県磐田市)と相良工場(同県牧之原市)で20~28日の操業を停止すると発表した。

 ホンダは2月に新型フィットを発売したが、出荷が遅れる可能性がある。ホンダが停止するラインの生産台数は1日約1050台。ホンダは感染拡大を受け、狭山工場(埼玉県狭山市)と熊本製作所(熊本県大津町)でそれぞれ2日間の生産停止を発表している。

 またSUBARU(スバル)は15日、稼働を停止している米インディアナ州の四輪車生産工場の停止期間を延長し、20日を予定していた稼働再開を5月11日に延期すると発表した。

 米国の新車市場が低迷しているほか、現地での外出禁止令により部品調達が難しいことが原因。3月23日以降の停止による稼働日ベースでの休業日数は34日間となる。

 スバルは国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の稼働も停止しており、世界での減産規模は計10万台を超える見通しだ。

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