米交流サイト大手のフェイスブックは２０日、米カーネギーメロン大と協力し、米国で新型コロナウイルスの感染を予測する地図の公表を始めた。フェイスブックの利用者を対象に新型コロナに関連する症状の有無を調査し、感染拡大地域を予測する。
フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「政府が人工呼吸器などをどこに送るべきかを決定するのに役立つ」と説明。経済活動の再開を判断する際にも活用できるとしている。この取り組みを世界展開することを視野に入れている。
調査への協力を承諾した利用者に、発熱やせき、息切れといった症状の有無を質問。プライバシーに配慮し、回答は大学の研究者に送られ、フェイスブック側はアクセスできないという。（共同）