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日航、3000億円規模の借り入れ検討 コロナの業績悪化で

 日本航空が融資などの借り入れを求め、民間金融機関と調整を進めていることが25日、分かった。総額で3000億円規模を検討する。新型コロナウイルスの感染拡大で人の移動が制限され、航空会社は軒並み収益が悪化している。日航は事業継続に支障が生じないよう、必要な資金を手厚くする。

 日航は国内外の路線で大規模な減便を実施しており、22日に令和2年3月期の連結最終利益予想を従来の930億円から530億円に下方修正した。前期実績(1508億円)比で約65%減となる見通しだ。

 事業環境が不透明になる中、資金繰りに万全を期すため、複数の銀行と融資などについて相談している。日本政策投資銀行の危機対応融資の活用も検討する。既に決めた役員報酬の自主返上を含め、コストの削減にも取り組む。

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