◆どう在るべきか
--STANDARDは、共同創業者が私を含めて3人います。3人が出会ったのが今から4年ほど前なのですが、その半年後くらいから3人一緒に住むようになりました。シェアハウスで1年半ぐらい共同生活をしたのです。1つの家で、朝から晩まで3人が一緒に仕事をしていて、プライベートも全て筒抜けという期間があったのですが、そのおかげで、お互いの考えていることが阿吽(あうん)の呼吸で分かるようになりました。振り返ってみると、3人が目指すところや志は同じであるにもかかわらず、よく議論したのは、それぞれの性格とか、どこに視点を置いて物事をみるかとか、生まれ育った環境とか、得意分野などに違いがあるからであり、議論することにより、物事を別の角度から見ることができたり、二次元ではなく三次元でとらえられたりと、より高いクオリティーで解釈できるようになったのかなと思います
「経営をめぐって議論が分かれたら、企業理念に立ち返ることです。富士山に登ることが目標なら、ルートは山梨県側とか静岡県側とかいろいろある。それを参加者の好みで自分勝手に主張していたら必ずぶつかる。そのときにそもそもの登山の理念に立ち返れば、自然と最適なルートに落ち着きます。How to doだけではだめで、How to be、どう在るべきかを議論するのです。そのためにも、企業理念をしっかりと持っていないといけません」
--大久保会長はフォーバル会長として、どのようなHow to beをお持ちですか?
「日本の中小企業にとって、なくてはならない存在になろうと本気で考えています。中小企業にとって必要と思われる技術・サービスを実現するために、新しい会社や組織を次々と作ってきました。今回のSTANDARDとアイテックの相互協力による中小企業のAI人材の育成、DX化促進に向けても、しっかりとHow to beを全社員に浸透させて取り組みたいと思います」
--STANDARDのHow to beは、先端テクノロジーを日本の会社がきちんと使える形にして普及させていくことです。まず、デジタル技術の人材育成を全産業の大企業に対して普及していくことが日本全体のDX推進を進める上での最重要事項だと考えて実行してきました。しかし、各社のニーズを聞く中で、今後は各業界にいかに深く特化するかが普及を進めるポイントだと考えています。それと人材育成を組み合わせることで、日本全土の中堅・中小企業にもAIを含めたデジタル技術の恩恵を受けてもらえると信じています。フォーバルグループと一緒により多くの顧客や社会に付加価値を与えていきたいと思います
■フジサンケイビジネスアイ 「DX SUMMIT2020」今秋開催
フジサンケイビジネスアイでは、STANDARDによる最先端のDX事例や、国際大手企業のDXへの取り組みを紹介する「DX SUMMIT2020」の開催を今秋に予定しています。このイベントに関する情報、問い合わせはHP(https://standard2017.com/)からお願いします。