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GW自粛、行楽に新スタイル 「帰省」「観光」「陶器市」などオンライン活用

 新型コロナウイルス対策で大型連休中の帰省が難しいなか、実家のテレビの大画面に子供の動画や写真を気軽に送れるベンチャー企業のオンラインサービスが注目を集めている。ビデオ通話を使った「オンライン帰省」ができなくても、画面越しに顔を見られるのが人気の理由だ。帰省に焦点を当てたサービス以外にも、オンライン観光やオンラインイベントを提供するベンチャー系のサービスも登場している。行楽の新しいスタイルとして定着しそうだ。

 注文や問い合わせが殺到しているのが、IoT(モノのインターネット)ベンチャーのチカク(東京都渋谷区)の動画・写真共有サービス「まごチャンネル」。スマートフォンで撮影した動画や写真画像を、離れた場所にあるテレビで簡単に見ることができるサービスで、1~3月の出荷台数は前年同期の2倍を超えた。

 受け取る側は、通信機能が内蔵された専用の受信ボックス(1万9800円、税込み)をテレビにつなぐだけで済む。月額利用料は1628円(税込み)。スマホを持たない高齢者と、離れて暮らす夫婦などが主なユーザーだ。同社の担当者は「大型連休に帰省できない人だけでなく、5月10日の母の日のプレゼントとして注文される方が多い」と話す。

 観光分野では、アプリ開発のStroly(ストローリー、京都市下京区)が、手描きのイラスト地図や古地図をウェブ上で衛星利用測位システム(GPS)とを連動させたサービスを開発。21日にはアバター(分身)を使い地図上で文字による会話が楽しめる機能を追加した。

 大型連休中に予定されていた多くのイベントが中止に追い込まれる一方、オンラインで開催する動きも広がっている。クラウドファンディングのマクアケ(東京都渋谷区)と電子商取引(EC)サイト運営のニューワールド(同港区)は、オンライン上で日本各地の陶磁器を販売する「オンライン陶器市2020」を始めた。参加する窯元の募集を5月12日まで受け付けている。またガイアックスなどもビデオ会議サービス「Zoom(ズーム)」を使った「親子でオンライン体験フェス」を5月5日に開催。50のワークショップを用意しており、専用サイトで参加予約を受け付けている。(松村信仁)

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