金融

アプリで振り込めばポイント還元 りそなが来店自粛促す独自策

 りそなホールディングスが新型コロナウイルスの感染拡大防止策の一環として、りそな銀行などで使えるアプリを通じた口座振り込みなどの利用時にポイントを上乗せして付与する制度を始めることが29日、分かった。りそなは「不要不急」の来店を控えるよう呼びかけているが、テレワーク(在宅勤務)の普及により時間ができたことで支店を訪れる人が増えているため、アプリの利用を促して店舗の混雑を避ける狙い。

 傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行で使える共通アプリの利用者が対象。他行の口座に振り込みをするか、電子決済サービス「ペイジー」で税金や公共料金などを支払った場合に100~200ポイント程度を付与する。5月1日から31日までの期間中に、それぞれのサービスでアプリの初回利用時の特典とする。ポイントはインターネット通販サイトのポイントや航空会社のマイレージと交換できる。

 また、初めてアプリをダウンロードした際に100ポイントを付与したり、インターネットでカードローンを申し込めたりするサービスも行っている。

 政府が緊急事態宣言を出してからも、金融機関には住所変更などで来店する人は増えている。店舗が混雑する恐れがあるため、各行は来店を極力控えるよう呼びかけている。

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