金融

海外事業に1兆円緊急融資 国際協力銀行、コロナ対応

 国際協力銀行(JBIC)は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業の海外事業の資金繰りを支えるため、米ドルやユーロなどの外貨や円による緊急融資を実施すると発表した。大企業や中小企業が必要とする外貨を供給することが狙いで、令和2年度は総額1兆円規模を計画している。

 政府の特別会計を活用し、通常よりも低い金利を設定する。民間金融機関との共同融資が前提で、業績が悪化した際の運転資金や設備投資など幅広く使えるようにした。コロナの検査キットやワクチンの開発、製造なども対象としている。

 JBICは1月に海外での合併・買収向けなどの融資制度を創設。この制度に4月30日に成立した2年度補正予算で新型コロナへの対応枠を追加した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus