ゴールデンウイーク本番の2~6日、新型コロナウイルスの影響で各新幹線は計1528本が運休する。特急は計2387本、観光列車も計558本が運行を取りやめる。今年に入り、JR各社の運転計画が決まった後、感染が拡大。利用客が激減し、異例の大量減便になった。2日、各社への取材で分かった。
JR各社によると、運休本数は東海道新幹線が最多で1日当たり126~162本。JR東海は4月24日以降、緊急事態宣言発令中は臨時列車を全て運休すると決めている。本数を減らして乗務員の感染リスクを抑え、輸送力の維持を図る方針だ。
JR西日本も山陽新幹線の臨時列車を全休する。JR九州は5月2~6日、特急を一切運行しない。特急の減便は1日280本前後。利用客呼び込みを進めてきた「ゆふいんの森」「SL人吉」など観光列車も連日計40本が運休する。
JR東日本は北海道・東北、秋田、山形、上越、北陸の新幹線全路線で本数を減らす。今月28日以降の全新幹線の指定席発売を見合わせ、定期列車の本数を減らす検討をしている。