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ランドセル販売のピークはGWだけど 新型コロナ影響で休業もLINEでやりとり (1/2ページ)

 令和3年4月に小学校に入学する児童向けのランドセル販売のシーズンを迎えている。最近では、デザインや色が多様化、購入検討時期も早期化傾向となり、例年であれば5月のゴールデンウイーク(GW)に最初のピークを迎える、はずだった。ただ、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で来店できないケースも多いことから、無料通信アプリで商品を選ぶサービスが人気に。最新の“ラン活”事情に迫った。(入沢亮輔)

 ランドセルメーカー「セイバン」(兵庫県たつの市)は今年2月末、昨年より1カ月早く令和3年度用の商品を発表。さまざまな色合や刺繍(ししゅう)が入ったもののほか、子供の姿勢を保つ機能が付いたランドセルなど約140種類の販売を始めた。

 大阪市にある直営店「セイバン心斎橋」には3月下旬、来春に小学1年になる女児が両親と来店。「赤色がいい」「イチゴ柄がかわいいね」。親子で相談しながら、女児は真新しいランドセルを手に、笑みを見せていた。

 例年ならランドセル商戦のピークを迎えるGW。しかし、今年は新型コロナ感染拡大による影響で、多くの販売店が休業に入った。セイバンでも4月8日から全店舗で営業を取りやめ、インターネット販売を実施している。ただ、ネット販売だけではわかりにくいとの声も上がっており、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の通話機能で客と販売員が商品カタログなどを見ながら直接やりとりできるサービスを実施している。

 社員の在宅勤務が進み、店舗によって通話が可能な日は限られるが、販売員と直接会話できることから客からは好評だという。通話は水曜、土日祝日は休みだが、5月4、5日の一定時間は対応した。

 担当者によると、「こだわりの少ない男児に比べ、女児の場合は、はやりの映画やアニメに影響されるケースが多い」という。アニメ映画「アナと雪の女王」が公開された平成26年には青系色の人気が広がり、同じく「塔の上のラプンツェル」が公開された23年は、紫を基調とした商品が流行した。

 同社が昨年11月、今年度に小学生になる子供の保護者1500人を対象にした調査では、購入時期はGWや夏休みが多いが、購入検討時期は春先が最多で、年々早まる傾向にある。

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