パナソニックが18日発表した2020年3月期連結決算は、売上高が前期比6.4%減の7兆4906億円、最終利益が20.6%減の2257億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界各地の外出規制や工場の稼働停止で、生産や販売が落ち込んだ。21年3月期の連結業績予想は新型コロナの影響で不確実性が高く「未定」とした。
パナソニックはロックダウン(都市封鎖)など各国政府の感染防止措置を受け、中国やマレーシア、インドなど海外の工場の稼働を停止した。国内でも中国からの部材調達の遅れなどから生産が縮小。エアコンや洗濯機、配線器具、パソコンといった幅広い製品に影響が出た。