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アイピック、PCR検査用ブース開発 高気密、ウイルス対策万全

 パーテーション製造メーカーの「アイピック」(東京都千代田区、石橋崇会長兼CEO)が、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査用のブースを開発した。被検者が通過していく「ウオークスルー」方式で、検査を行う医療従事者と被検者の接触を回避できる。検査ブースは飛沫(ひまつ)感染防止に効果的で、自治体や医療機関から問い合わせが殺到している。

 アイピックはオフィス用パーテーションのほか、喫煙用ブースを全国の居酒屋など約500店舗で導入している。医療機関とも関係が深く、病棟や病院内の「仕切り」を手掛けるなど独自のノウハウを持つ。

 検査ブースの大きさは、縦、奥行きがそれぞれ93センチ、高さ2.3メートル。気密性に優れており、ウイルス対策は万全だ。消毒しやすいように表面の凸凹が少ないなど設計にも工夫が凝らされている。7日に発売し、自治体や医療機関での利用が進んでいる。

 価格は1基100万円(設置工事費などは別途)。販売窓口は文化シヤッター(03・5844・7175、新事業開発室)まで。

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