<外食>相席を避け、なるべく横並びに
まず、店舗入り口には発熱やせきなど異常が認められる場合は店内飲食を断ることなどを掲示する。店内が混み合う場合は入店を制限。入り口や手洗い場所に手指用の消毒液などを用意する。
客席では、飛沫(ひまつ)感染予防のためにパーテーション(仕切り)で区切るか、できるだけ2メートル(最低1メートル)以上の間隔を空けて横並びで座れるよう工夫する。異なるグループの相席を避け、カウンター席も密着しないよう適度なスペースを空ける。卓上には原則として調味料や冷水ポットなどを置かず、食事中以外はマスク着用を呼びかける。
料理も大皿は避けて個々に提供。場合によっては、従業員が取り分けるなどの工夫をする。客同士の酌やグラス、ちょこの回し飲みは避けるよう掲示などで注意喚起する。
会計時に現金の受け渡しが発生するときは、手渡しでなくトレイなどを使う。
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<銀行>入店人数を制限、ATMに誘導
大手銀行などで構成する「全国銀行協会」は、顧客や従業員の感染防止と並行して、業務を継続するための考え方などをまとめている。預金の払い戻しや決済といった金融インフラとして業務の継続体制を構築するとともに、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者の資金繰りに支障が出ないよう取り組むとしている。
店舗運営では、顧客同士が十分な間隔を保つことができる入店可能人数の目安を算出した上で、入店できない顧客に対しては必要に応じて整理券の配布や予約制の導入などを柔軟に行うとした。とくに密閉、密集、密接の「3密」を避けるため、インターネットバンキングやATM(現金自動預払機)の利用を勧めることも重要としている。
各行で自主的に決定した店舗運営方針については、ネットや店頭ポスターなどで公表し顧客の協力を求めるとした。