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イメージセンサーでAI処理 ソニーが世界初

 高性能プロセッサー不要

 ソニーとソニーセミコンダクタソリューションズは、世界初となるAI(人工知能)処理機能を搭載したイメージセンサーを開発した。ベアチップ製品の「IMX500」とパッケージ製品の「IMX501」の2モデルで、サンプル価格は「IMX500」が1万円、「IMX501」が2万円(いずれも税別)。既に「IMX500」はサンプル出荷しており、「IMX501」も6月から出荷予定。同製品を採用したAI機能実装のカメラなどが開発されることで、小売業界や産業機器業界におけるアプリケーションなどでの活用を想定している。

 IoT(モノのインターネット)の普及によりさまざまな機器がクラウドにつながっており、機器から取得した情報をクラウド上でAI処理をすることが一般的となっている。一方でクラウド側で扱う情報量の増大に伴うデータ転送遅延や、クラウドを介することによるセキュリティー上の懸念などの課題が生じている。

 開発したイメージセンサーは画素チップとAIによる画像解析処理機能を搭載したロジックチップを重ね合わせた積層構造を採用。クラウドを介さずに画素チップで取得した信号をセンサー内でAI処理を行うことが可能で、高性能なプロセッサーや外部メモリーを必要としないメリットがある。

 多様なアプリケーションで活用できるとしており、一例としては、店舗では入店者のカウント、棚の商品の欠品検知、来店者のヒートマップ(人が多く集まる場所の検知)などの用途で利用できるという。(インプレスウオッチ)

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