現場の風

日産自動車 新型ルークス、使い勝手と運転しやすさ両立 

 日産自動車・チーフマーケティングマネージャー 小木曽宏行さんに聞く

 --3月に発売した軽自動車「ルークス」はどのような車を目指したのか

 「ともに人気の高いミニバン『セレナ』と軽『デイズ』を融合させたような車。使い勝手と、軽ならではの運転しやすさの両立だ。先代の名称は『デイズルークス』だったが、全高1.7メートル以上で室内が広いことなどから最も需要がある軽スーパーハイトワゴンのジャンルで、初の自社開発となるのを機に『ルークス』にした」

 --アピールポイントは

 「主に3つ。先進技術、後部座席のロングスライド、オートスライドドアだ。先進技術では、前車追従機能『プロパイロット』を昨年発売のデイズに続いて選べるようにした。ブレーキペダルから足を離しても電子ブレーキがかかり、運転が非常に楽になると高評価の『オートブレーキホールド』などの機能もある」

 --その他の機能の意味は

 「後席ロングスライドは、スーパーハイトワゴンで各社が争う広い室内の確保手段。後席が前後に動く長さを320ミリに広げたことで、後ろに寄せた時には身長190センチの人も足が余裕で組めて、前に寄せれば運転席からベビーシートの子供が世話できるほど近く、荷物もスーツケースが4つ載る。オートスライドドアは手がふさがっていても足の動きを検知し開閉する。使い勝手を追求した結果、セレナに乗っていた方にも選ばれている」

 --軽でここまでこだわる理由は

 「軽が単身にも家族にも使われるようになり、消費者から期待が高まった。従来のような『軽だから機能は我慢する』ではなく、安全装備などにもこだわる。値段は先代より数万円単位で上がったが、それ以上の付加価値が提供できていると思う。独身や新婚、子育て世代から年配者まで、幅広い層の移動を価値あるものにしたい」

【プロフィル】小木曽宏行

 おぎそ・ひろゆき 早大理工卒。三菱電機でエアコン設計開発を経て、2003年、日産自動車入社。中国などの市場調査を経験し、18年から現職。神奈川県出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus