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5月新車、日系好調続く 中国販売、トヨタは20%増

 トヨタ自動車が4日発表した中国市場での5月の新車販売台数は前年同月比20.1%増の16万6300台と大きく伸びた。新型コロナウイルスによる打撃からの回復に弾みをつけた形だ。2カ月連続で前年実績を上回った。日産自動車も6.7%増の13万16台で2カ月連続のプラスとなり、日系勢の好調が続いた。

 トヨタの5月は、新型「カローラ」や高級車ブランド「レクサス」などが好調だった。1~5月の累計でも前年同期比7.8%減の水準にまで戻した。

 日産は、セダン「アルティマ」やスポーツ用多目的車(SUV)が牽引(けんいん)。小型商用車も伸びた。同社幹部は「中国市場は日産にとって一層重要な市場になる」との認識を示した。

 他の日系大手は、ホンダが1.7%減とほぼ前年並みの水準まで戻し、マツダは31.6%増と大幅なプラスを記録した。中国市場全体でも好調が続いているもようだ。(北京 共同)

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