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英会話教室や予備校の感染対策急ピッチ オンライン講座も並行

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除などを受け、英会話教室や予備校などが再開を始めている。対面指導を待ち望む声に応え、各校は受け入れ態勢を急ピッチで進める。一方、休校中の対応措置で始めたオンライン講座の需要は高く、コロナ後も定着しそうだ。

 英会話教室のNOVAは全295校の対面講座を1日までに再開。飛沫(ひまつ)を防ぐパネルや空気清浄機の設置、検温・マスク着用の義務化など8つの対策を講じた次世代型英会話教室「NOVAハイジェニック校」を設定し、順次導入している。

 また、専用の拠点でのみ対応していたオンライン講座も教室の休校期間中に全校に広げた。これまで教わっていた通学先の講師から学べるメリットもあり、5月に利用した受講生は前年同月の3倍超に急増。同社は「選択肢が増え、ニーズに合わせた学習環境を提供できた」としている。

 予備校大手の河合塾も5月28日から段階的に再開。教室は席の間隔を空け、換気や消毒を徹底した。全55校で始めた講義の動画配信サービスは、通学中の感染リスクが不安な生徒向けに8月まで続ける方針。

 プログラミング教室「DMM WEBCAMP」は4月からオンライン学習に切り替えていたが、6月16日までに東京、大阪の全4校のうち3校を再開した。15日に再開した大阪・難波の教室は席数を4分の1に減らし、消毒液や飛沫を防ぐパネルを置いた。教室から遠い受講生向けのオンライン講座は続ける予定で、チームで課題を仕上げるカリキュラムの特長をオンラインでも再現する。

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