≪interview 担当者に聞く≫
□ポーラ 商品企画部開発担当 鈴木若葉氏
■気象協会と提携、アプリで肌を随時確認
--気象データを活用した
30年以上にわたり、個々人の肌の状況を分析し、その方に合ったケアの方法や商品をアドバイスしてきた。長年の研究から、住んでいる地域の気象環境で肌が影響を受けることが分かってきた。現状の肌分析データに地域の環境変化を掛け合わせて、未来の肌トラブルを予測し、それをケアするためのプランを提案する。日本気象協会と提携し、全国を52の地域区分に分けて予測し、顧客がスマートフォンを通じて自分の肌状態や必要なケアプランを随時確認できるアプリも提供している。
--環境が肌に与える影響とは
気圧が低下すると自律神経に乱れが生じて血行不良が起こる。その結果、肌の明るさが低下する「環境くすみ」の要因になる。また、黄砂やチリ・ホコリ、花粉などが舞うと、毛穴が詰まり「環境ニキビ」となる。また、乾燥シーズンには肌のバリアー機能が低下し、肌荒れなどの「環境敏感」といった状態になる。住んでいる地域の日照時間や気圧など、刻々と変化する気象条件に合わせて、「環境注意報」とそれに伴いどんな肌トラブルの注意とケアが必要なのかを示す「環境ケア必要度」の予測を分析技術に導入している。
--肌分析などはどのように
当社には全国に約4万1000人のビューティーディレクターと呼ぶ、美容の専門部員がおり、この部員らが個々人へのアドバイスなどを行っている。「APEX」の販売に関しては、この部員の中からさらに特別な研修や試験をパスした資格保有者が、肌分析やパーソナルケアアドバイスを行っている。こうしたパーソナルケアを通じて、顧客の今と未来の肌が常にいい状態になるよう寄り添っている。
--ターゲット層などは
20~30代をメインにしている。最近は30代の女性が全体の20%ほどを占める。30代の女性を中心に、当社のエステサービスを行うサロン型ショップを利用するケースが増えていることが一因だと考えている。
■フジテレビ商品研究所
「企業」「マスコミ」「消費者」をつなぐ専門家集団として1985年に誕生した「エフシージー総合研究所」内に設けられた研究機関。「生活科学」「美容・健康・料理」「IPM(総合的有害生物管理)」の各研究室で暮らしに密着したテーマについて研究している。
http://www.fcg-r.co.jp/lab/