金融

SMBC日興証券・近藤社長 個人の資産導入額大幅増へ

 SMBC日興証券の近藤雄一郎社長(57)は29日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、個人営業部門と富裕層向けプライベートバンキング部門の資産導入額(預かり資産の増加額)について、2022年度までの3カ年の中期経営計画で2兆1500億円に増やす計画を明らかにした。前中計で法人部門も含めた2兆1000億円から大幅に上積みする。

 富裕層向けビジネスでは、三井住友銀行やSMBC信託銀行との連携を強化する。近藤社長は「旧四大証券の一角として磨いてきたノウハウを生かし、当社が主導的な役割を担っていきたい」と述べた。

 個人向けビジネスでは、3月下旬にNTTドコモと提携。投資情報メディア「日興フロッギー」を通じた株式投資に、ドコモの共通ポイント「dポイント」を使えるようになった。

 近藤社長は「NTTドコモというプラットフォーマーと一緒に資産形成層を取りこみたい」と語った。フロッギー経由のネット取引の口座開設数は7倍に増えたという。

 働き方改革も加速する。固定席を廃止する「フリーアドレス」制を今年度下半期から本社の一部部署に導入する。来年度から本格展開する。

 緊急事態宣言が全面解除された今も、出社率は本社で7割弱、営業店で9割弱に抑えている。今後の運用について、近藤社長は「生産性や顧客の利便性など、トータルで考えて慎重に検討したい」と述べた。

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