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商店街には300万円 政府の需要喚起策、無観客ライブや映画も対象 

 経済産業省は1日、新型コロナウイルス対策のイベントや商店街の需要喚起キャンペーンについて、委託する民間事業者の募集を始めた。同省によると、イベントはインターネットで配信する無観客ライブも対象。映画館での映画観賞でも、キャンペーンに登録する事業者からチケットを買えば割引を受けられるという。商店街はイベントやキャンペーンを実施する場合などに300万円を上限に支援。イベントは8月末、商店街は8月中旬をめどにスタートできるように準備するが、時期は感染症の状況をみて判断する。

 イベントは消費者がチケットを2割引で買えたり、2割に相当するクーポンをもらえたりする。スポーツイベントやコンサート、伝統芸能、演劇のほか、遊園地、博物館、映画館なども対象にする。主催者または主催者と契約している事業者からのチケット購入が条件で、転売などは対象外。いつ以降に開催するイベントを対象とするかは今後決めるが、感染症対策のため、無観客ライブなどを先行して対象とする可能性もあるという。

 商店街は恒例のイベントだけでなく、新型コロナに対応した持ち帰り可能店舗の情報発信なども対象となる。1商店街の支援額の上限は300万円だが、複数の商店街の連携では、1グループにつき500万円を上乗せするという。

 委託事業者の募集はいずれも21日まで。応募した事業者の企画を有識者が採点し、落札業者を決める。

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